BB_nouriN’s blog

静岡県西部の山守一族

山間地で水道に住んではいけない理由

今回の土石流、すごい破壊力でした。水の恐ろしさというものを改めて感じました。

巨石の話からふと思い出して、これは広く注意しておいたほうがいいと思ったので、書いておきます。

山では当たり前の事ですが、沢に流れてくるのは水だけではありません。石や岩も流れてきます。

水量が2倍になると流す力が64倍になるというのは一般的な理屈ですが。これを念頭に置いて、

1トンの石を転がすのに何トンの水をどれくらいの圧でかければいいのか。これは河川の専門家が詳しいので、そちらの方々に説明願いましょう(丸投げ)。

沢の岩が落ちる場合、傾斜、岩自体の形状、周囲の状態、水量、複合的な要素が折り重なっていますので、この水量で落ちるか落ちないか?と問われても、正確には計算できないので、足りない部分は経験則になります。

専門家が何と言うかわかりませんが、傾斜30度の沢があったとして、10トンの巨石がドーンとあったとします。毎秒5トンくらいまでの水ならまず大丈夫だと思います。動きません。

そこから更に増えた場合は、倍倍で流す力が増していくので、どこで動くかはわかりません。計算で出せるものなら出してみて欲しいです。毎秒10トンだとどうだ・・・厳しいか。動いてもおかしくない。

山肌に落ちた岩は、水と同様、沢に集まります。巨石も同じです。50kgくらいの岩なら、ちょっと水量が増しただけでゴロゴロ落ちてきます。沢はそういう場所です。

傾斜30度にボウリングの球を置いたら、水を流すどころではなくゴロゴロ転がるのは目に見えているのですが、沢はそうではないので、わからないのです。わからないものはわからない。

その点、下流の河川は比較的予測が容易です。複合要素による誤差が少なくなるからです。傾斜もなだらかで、水量も安定していて、石の形状もある程度一定。

そんなわけで、10トンの巨石が上から落ちてきたらどうなるか、説明するまでもなさそうですが、命が惜しければ落ちてきそうな場所には住まない。これが鉄則です。