BB_nouriN’s blog

静岡県西部の山守一族

熱海伊豆山逢初川産廃埋立盛土造成堰堤決壊殺人事件

まず最初に。2021年7月3日に起きた熱海伊豆山土砂災害につきまして、被害に遭われた方々にお見舞い申し上げます。

 

発災直後から、専門家ではございませんが、原因の究明に尽力してまいりました。今回はそれを出来る限り分かり易く説明を交えながら纏めようと思います。内容が長くなると思いますが、よろしければお付き合いください。

 

私が今回の状況を知ったのはTwitterに投稿された映像を見た時です。どうみても普通ではない明らかな異変。すぐにグーグルマップなどを使い、現地の地形や河川をおおざっぱに把握しました。

 

しばらくすると、崩落現場の画像がネットにあがってきました。これを見た瞬間に私が感じたのは「人為的だ」という事です。自然であればこうならない。これは人がやった。

 

何から見てもらえばよいかと思いましたが、まずはこの写真から。

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この写真から解る事。

①表層土が茶色で、深層土が黒色だという事。

②メガソーラー側から流れ落ちてくる水を土嚢で止めている事。

③斜面を造成するために、石灰を混ぜて固めているという事。

 

この3点です。 順を追って説明します。

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まず、薄紫色の範囲。この土の色は何色に見えますか? 私には茶色に見えます。

次に、橙色の範囲。この土の色は何色に見えますか? 私には黒色に見えます。

薄紫色の範囲、木の根元、木が生えている場所、根の周囲。私にはここが黒土だとは思えません。茶土です。

 

この範囲は山を削っていますが、厳密に言えば、この状態では崩落しています。これ以上削ろうとすれば作業員はショベル諸共生き埋めになります。そういう状況で作業をしています。

 

難波副知事が最初の記者会見で、「その大半が盛り土、茶土」 だと言った時、私は耳を疑いました。この写真を見るまでもなく、崩落現場を見れば、一見して表層土が茶色で、深層土が黒色であることは明らかだったからです。

 

現在の県の認識がどうなのかは私には分かりませんが、未だに誤認しているようであれば訂正していただきたいと思います。これについては公式の調査結果待ちです。

 

次に、水色の部分、土嚢が積まれている事に関してですが、この部分には水が流れてきています。それを堰き止めるための土嚢です。ショベルが2台で作業していますが、その足元(地面)を見比べれば、水の多い所と少ない所の差は一目瞭然です。橙色付近の土は水分が多いのでぐちゃぐちゃです。赤色の方の土は水分が少ないので、足場がしっかりしています。

 

最期に赤色の部分。白いのは石灰です。石灰を混ぜて土を固めています。造成する時に用いる手段だそうです。

 

この写真からは以上の3点。

 

次に、この写真。2011年の1月となっていますが、崩落があった時に状況を把握、記録するために撮られた写真です。おそらく行政のものでしょう。

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崩落個所を赤色で囲い、方向を黄色矢印で示しました。

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この崩落で、赤の範囲が埋まってしまい、緑色囲の部分に重機が取り残されています。

崩落時に赤の範囲に作業員が居なかったとすれば不幸中の幸いです。

 

こうなってしまうと、この造成地にはもう住む事が出来ません。危険です。

所有者代理人の河合弁護士がインタビューで「市民のためのグラウンド」と言っていたのはおそらくこの場所です。真っ平な四角い造成地です。それで誤魔化せると思っているのでしょうか。

 

更に付け足していきます。 「市民のためのグラウンド」を緑で囲っておきました。

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この写真内にあった沢または川です。今流れていない場所は、埋められた場所。

これだけの沢、どうやって処理したのでしょうか。排水工事は困難を極めます。

 

次に、今あるS字の道路、それについて。紫で線を引きました

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現状とずれている。しかしこれで合っています。この紫のS字ラインは崩落で一度埋まります。その後に再度道路工事をして敷かれたのが今のS字道路です。

 

では、紫線のS字道路を飲み込んだ崩落は、どのようなものだったのか。時系列は2011年1月より前ということになりますが、

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橙色の範囲。おそらくこのような感じです。これで紫線のS字道路を含めた造成地が埋まってダメになります。現在のS字道路は、使える部分を残して継ぎ接ぎしたものです。道路は桃色だったり薄紫色で引いた線のように、作っては直し作っては直しを何度もやっています。

3F家のすぐ下の一等地に巨石が鎮座していて、T先生と「これはどこからきたものだ?」という話になり、「上から落ちて来たものだとしたら非常に危ない」という結論に至ったのですが、S字道路の敷設にあたり、土台となる石はどこのものを使ったのか、この地区にあったものなのか、外から運び込んだものなのか、こういう点もしっかりと情報開示していただかなければ、上から落ちてくるようでは危険です。

 

次に、この時点での、沢へ産廃、建設残土の投入部分を赤丸と矢印で示しました。

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沢に向かって落とす。そのための道までしっかりと整備されています。

 

次に、時期は分かりませんが、逢初川上流部での崩落。これを追加しました。

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左の斜面からの崩落です。この崩落が起きた後に、まだ逢初川は上流から下流まで流れていたのか。これは判断しかねますが、この写真の時点2011年1月には、手前の崩落現場は法面が出来上がってるように見えますので、ここの排水設備が不十分だった場合、すでに貯水が始まっていたと考えるのが妥当かと思います。

 

次に、崩落現場において、埋められた範囲を白で囲い、産廃であると思われる面積を橙色で示してみました。

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黒の範囲は土で盛られた部分ですが、土と産廃とのミックスだったり、産廃⇒土⇒産廃⇒土のように、層になっているなど、様々なパターンが考えられます。土は建設残土がその大半を占めていると思われます。

 

産廃の量ですが、黒の範囲が全部産廃だとうのは考えづらいというか、はっきり言ってそれはないです。ただ、ミックスしたりすれば、全体量の6割程度は産廃であっても、なんとか崩れずに耐えると思われます。

 

ここまでやってきて、最後に、なぜここがダムになっていたのか。振り返ってみてください。

 

「市民グラウンド」ということは、当然、人が使える土地として造成したわけですから、重要だと考えられる部分は意図的に固められて固い。重要視されていない部分は固められていないので柔らかい事になります。

 

それを踏まえて、最後に、色分けした画像で終わりにしたいと思います。

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どうでしょうか? ダムは見えますか?

 

以上、至らない部分もあると思いますので、不明な点や疑問などございましたら、遠慮なく質問ください。どこが分からないのかを知らせてください。よろしくお願いいたします。

 

<m(__)m>