BB_nouriN’s blog

静岡県西部の山守一族

人は時に大切なものを見失う

今日Twitterで、山宮浅間神社には本殿が無い。という事を教えて頂きました。

 

「えー!なにそれどういうことー!?」って思いましたが、

 

私はこういう縁って何かの知らせだと思うんです。

 

早速Googleマップで位置を確認。写真がありましたので拝見しました。

 

本殿跡地を臨む場所でしょうか。霊峰富士がはっきりと見えます。

 

一見すると、富士山に向かって本殿があったのだから、本殿とは富士山そのものなのではないか。そう思わせてくれるような素晴らしい眺望です。最高です。

 

本殿が無い。これは問題に思えます。しかし、なぜ本殿があるのかを考えてみます。神社がそこに在るのは、守るべきものがそこに在るからです。

 

先日書いた駒門浅間神社。すごく違和感でした。旧社殿は神社の様を呈しているのに、新社殿にそれが全くと言っていいほど感じられない。

 

この神社が守るべきものはどこにあるのかと。

 

では、山宮浅間神社は、いったい何を守っているのか。

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これを見ると、ちょっとやり過ぎな気もします。鉄壁のディフェンスです(笑)。

山宮浅間神社はその最前線に在ります。

 

しかしこれでも、いまいちよく判らない。もっと大きくしてみましょう。

 

いつものごとく、見えやすくするために線を引きました。

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山宮浅間神社 若獅子神社 入山瀬浅間神社 日吉浅間神社 須山浅間神社 北口本宮富士浅間神社 河口浅間神社

 

グーグル先生は本当に優秀ですね。私の必要としている神社を的確に表示してくれる。

 

赤の範囲は噴火しやすい場所です。この範囲内に住むと命の危険があります。

 

それを避けて、神社は在ります。そしてそこに必ず在るもの。

 

それは水であり人です。

 

御神木というのは、なぜ神社に在るのでしょうか。神社が在るから御神木が在るのではなく、御神木が在る場所に神社が在る。そいうことです。

 

樹齢1000年。これが意味するもの。それは、その場所が1000年もの長きに亘って大きな災害もなく、水が枯れる事もなく、安全だったという事です。だから木はその場所で生きられた。

 

水の無いところに木は育ちません。水が枯れれば木も枯れます。それが自然です。

 

神社が守るべきもの。その対象はいついかなる時であっても人そのものです。富士山ではありません。人を守るためにそこに在る。人を守るために社があり。水があり、御神木がある。神社に人が集まるのは、自分たちが人間として守るべきものを確認するためでもあります。人間はそういうものを忘れてしまいがちなんです。そういう仕方のない生き物なんです。

 

水に感謝するという事は、それを与えてくれる空に感謝しなければいけないし、空からの水を運んでくれる川にも感謝しなければいけないし、川があるのは山のお陰様ですから、富士山にも感謝しなければいけない。

 

霊峰富士は、「私の身体を水が勝手に流れていくのだから、私は感謝されるような事は何もしていない」と言うかもしれませんが。それでも、私たちにとって有難い存在であることに違いない。

 

富士の湧水は最高に美味いですね。それがそこに在る。山宮浅間神社のような最前線であれば、一番美味い水が飲める。これもまた最高です。

 

しかし、そこから先にはもっとうまい湧水がある。ならば、そこに住みますか?ということです。

 

須山浅間神社なんかすごいですね。ギリギリのラインを攻めている。根性座ってますね。でもやはり、ラインは超えていない。そういう事をちゃんとわきまえている。

 

残念ながら、須山浅間神社の水はいずれ枯れるかもしれません。

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超えてはいけないラインを超えて、入り込み、木を伐り倒し、貯水池を作り、水を枯らした。守るべきラインがそこに在ったにもかかわらずです。

 

神社は、そういうことをちゃんと知らせてくれます。守るべき約束を思い出させてくれる場所。それが神社です。約束の地です。

 

そこが安全な場所であること。守るべきものがあること。超えてはいけない一線があること。与えられるものすべてに感謝すること。

 

神社で願い事をする。これは自分との約束事です。次に神社に参った時に、結果を報告する。そしてまた次の約束をする。結果はどうでもいいんです。精一杯やりました。それが参るということです。

 

神社を守ろう。御神木を守ろう。水を守ろう。川を守ろう。山を守ろう。人を守ろう。

 

全てが同じ事です。こういう事は絶対に忘れてはいけない事です。でもたまに忘れちゃいますよね。人間ですから(笑)。

 

だから、時々集まって、みんなでそれを確認し合おうね。約束だよ。ってことです。

 

コロナで神社に行けないなら、電話で確認し合えばいいんですけどね。なかなかそういうのってできないですよね。神社にある空気感っていうか、そういうものは、電気通信では伝わらないものなので。やっぱり集まって、美味い水を飲んで、美味い物を食って、これからも皆で元気に生きて行こう!って、神事をお祭りにしちゃってワイワイすればいいんですよ。誰も怒りませんって(笑)

 

駒門浅間神社については、こちらが指摘したところで、それが分からないからそうやってしまったわけなので、それに気付くまで待つ。問題が無ければそれでよし。

 

神社仏閣って、凄いものなんですけどね。ほんと忘れられがち。もったいない。

 

一人でも多くの人に気付いてもらえると嬉しく思います。ほんとに凄いんだって。

 

それではまた<m(__)m>